今回のお話は『ワレワレはアマガエル』。あらすじや読書感想文の例文、伝えたいことなどをご紹介しています。2025年夏の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書になっています。対象年齢は小学校低学年です。
カエルが大好きな生き物カメラマンの松橋利光さんによる写真と文章は、カエルへの愛情があふれています。わたしは虫もカエルなども苦手ですが、この本のカエルは確かに少し可愛い気もします。
図鑑やネットでもカエルのことは調べられますが、この本のようにストーリーになってリアルな姿が分かることで「本物はどうなんだろう。」という興味を持つところまでつなげられそうです。
お母さんや女の子はちょっと近寄りたくないかもしれませんが、好奇心旺盛な男の子はお父さんと田んぼをのぞいてみてくださいね。感想文にも使えるし、自由研究にもなりそうですよね。
- たくさんの写真でアマガエルの生態がよくわかる
- 図鑑のような知識も多く得ることができる
- 子どもの興味をそそるストーリー仕立て
うちの三男、グレーゾーンボーイです。
私は地方在住の50代の主婦。子どもの教育に関わる仕事を週2回ペースでしている”つつじ屋”といいます。
家族:だんな 定年間近の会社員
長男 大学生 勉強が大好き
次男 大学生 自由が大好き
三男 高校生 ウルトラマン大好き
三男は発達障害グレーゾーンで境界知能の持ち主です。
このブログでは、この三男にまつわるエピソードや困り事を、グチ多めでつづっていきたいと思っています。よろしくお願いします。


この読書感想文の例文を活用して、文章を「書く価値がある」の?
夏休みといえば頭が痛くなるのが「読書感想文の宿題」ですよね。
親が代筆してまで子どもの読書感想文を手伝う。などは私のグレーゾーンボーイの三男にも行っていました。
じゃあなんで読書感想文なんて書かなければいけないのでしょう。
まぁズバリ言ってしまえば「宿題」だからです。なので難しいことは抜きにして提出しなければならないものはさっさと提出できるように、この読書感想文の例文を活用して下さいね!
また小学生の子どもを持つ親御さんにとって、このブログの読書感想文を使って「書く価値がある」のかもいくつか考えてみました。
1. 子どもたちの参考となる、具体的な読書感想文
この読書感想文により、どのように文章を構成し、どのような内容を盛り込むべきかが明確になるため、子どもが読書感想文を書く際のサポート役として活用することができます。
2.子どもとママのストレス軽減
夏休みの宿題は子どもや親にとって大きなプレッシャーになることがあります。
特に読書感想文は、文章を書くのが苦手な子どもにとっては大きな負担です。子育て世代のママたちは子どものストレスを軽減し、楽しい夏休みを過ごさせたいという気持ちも強いですよね。
3. 忙しいママと子どもの時間を節約
忙しいママや子ども(子どもは暇かな?)にとって、読書感想文の書き方やアイデアを一から考えるのは大変です。
このブログに掲載された読書感想文を参考にすることで、時間を節約し、効率的に宿題を進めることができますよ。皆さんも時間を節約するために、このブログに訪れるかたも多いのではないでしょうか!
この読書感想文のブログ記事を掲載することで、多くのパパ・ママの手助けができ、子どもたちの学びがより充実したものになると考えています。
私の読書感想文が多くのパパ・ママにとって貴重な情報源となることを願っています。

『ワレワレはアマガエル』あらすじ&おすすめポイント
- 『ワレワレはアマガエル』あらすじ
- お話の見どころ・読みどころ&おすすめポイント

『ワレワレはアマガエル』あらすじ

春になって田んぼに水が張られると、アマガエルが鳴き始めます。産卵の季節です。
アマガエルはとてもたくさんの卵を産みます。そしてわずか2日ほどでおたまじゃくしになって田んぼの中を泳ぎまわります。おとまじゃくしは水草やコケ、死んだ虫などを食べます。一方でおたまじゃくしは鳥や昆虫のエサにもなります。たくさんの卵のすべてがおたまじゃくしになれるわけではありません。
そしてふ化から20日くらいで後ろ足が、30日くらいで前足が生えてきます。口も大きくなり、えら呼吸から肺呼吸へと大きな変化を遂げます。しっぽがなくなったら立派な大人のアマガエルです。
アマガエルは夜行性で、夜にエサを探します。俊敏な動きで体ごと飛びかかって虫を捕まえて、丸のみします。
12月くらいになると、アマガエルは冬眠のため、温度が安定している木の根元や岩の下などに潜り込みます。そして春になるのを待つのです。
お話の見どころ・読みどころ&おすすめポイント

- カエルへの愛情があふれる写真と文章
- 図鑑並みの知識が得られるかえるメモ
- たまごからカエルになって、冬眠するという、カエルの生態がストーリーで学べる!
この本には、カエルが実際に虫を捕まえて、丸のみする様子の写真もあります。ちょっとグロテスクですが、子どもたちが一番知りたいことかもしれません。
お母さんにとっては気持ち悪い存在かもしれませんが、子どもが興味を示したら是非付き合ってあげてほしいと思います。気持ち悪いと否定せずに、子どもの疑問を一緒に考えてみましょう。将来カエル博士になっているかもしれませんよ!
読書感想文『ワレワレはアマガエル』例文
『ワレワレはアマガエル』対象年齢は小学校低学年

ぼくに家の近くには田んぼがあります。毎年たくさんのおたまじゃくしがあらわれます。「こんなにうじゃうじゃいたら、田んぼがカエルだらけになるんじゃない?」って思うんだけど、カエルはそこまでたくさんは見かけません。なんでだろうと少しふしぎに思っていました。
そうしたらこの本を見つけて「何かわかるかも!」と思って読んでみました。
卵でうまれておたまじゃくしになってカエルになることは知っているけれど、本でちゃんと見ると、こんなに見た目がかわるのってすごいなと思います。昆虫も幼虫からさなぎになって成虫になるけど、どうしてみんなそんなふうに姿をかえるのかすごくふしぎです。
カエルは初めからカエルのままで生まれればいいと思うんだけど。それだとたくさん生まれないからなのかなあ。
カエルは300~1000個もの卵を産むそうです。しかもたった2日でおたまじゃくしになるそうです。でも、鳥や昆虫にいっぱい食べられてしまいます。だから田んぼがカエルだらけにならないんだと納得しました。ちょっとかわいそうだけど、鳥や昆虫もえさを食べないといけないから、しかたないです。
この本の後ろの方のページでカエルがハエを丸のみしている写真があって、ちょっと気持ち悪かったです。動くものは何でも口に入れるみたいです。ぼくがハエをつかまえようとしてもぜったいつかまえられないのに、カエルはとても上手です。しかも、飛びかかってつかまえるみたいで、よっぽど動きが素早いんだなと思いました。
それに、カエルが冬眠することも初めて知りました。それなら一体何年くらい生きられるのか、また疑問に思いました。冬に田んぼの周りを掘ったら、カエルが眠っているのかなあ。
いつもはおたまじゃくしの時にしか気にしていないけど、カエルになってからや冬になってからも田んぼをのぞいてみようと思います。今年見たカエルに星のマークをつけておいたら、また来年に会えるのかな。
カエルと聞いて思いうかぶのは?ぴょこんと目が出て、緑色のーーそう、ワレワレ、アマガエルだろう!体のしくみや、産卵からおたまじゃくし、冬眠までを、アマガエルたちの自己紹介で、楽しく見せます。
引用元:ワレワレはアマガエル(アマゾン)
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『ワレワレはアマガエル』で伝えたいこと
- カエルをはじめとした生命の神秘と不思議
- 本物を見てみよう

カエルをはじめとした生命の神秘と不思議
作者の松橋利光さんはカエルが大好きです。写真や文章からカエルへの愛情がひしひしと伝わってきます。
卵でうまれ、おたまじゃくしからカエルになるという複雑な成長は、神秘的とも言えます。しかも呼吸法まで変わるのです。もう、うまれた時とは違う生き物になっているとも言えそうです。
そして、春に目覚め、冬になると冬眠するという決まったサイクルも不思議です。時間の流れ、気温の変化を感じてとって生活パターンを変えるという、すごい能力ですね。
また、とてもたくさんの卵を産み、たくさんのおたまじゃくしになっても、その多くは鳥や昆虫に食べられてしまう厳しい現実もあります。そんな中から生き残ったカエルたち。たいしたものですよね。

本物を見てみよう
なかなか自然と触れ合う機会の少ない子どもたちです。「これなんだろう」と疑問に思っても、ネットで検索したり、図鑑で調べたりして終わり、ということが多いですよね。
でも本物を見ると、ネットや図鑑では分からないこともたくさん知ることができます。カエルなら、鳴き声はどんなふうか、触った感触、おたまじゃくしの数など、自分の知識をさらに深くすることができます。
そして、本物を観察していくことで、愛着もわいてくることでしょう。

読書感想文『ワレワレはアマガエル』あらすじと伝えたいこと まとめ
今回は400字詰め原稿用紙2枚分です(800字)
わたしはカエルが苦手です。というか、虫も爬虫類も両生類もすべて苦手です。女の人は苦手な人が多いですよね。
でも、この本からはカエルが大好きな松橋利光さんの愛情がひしひしと伝わってきます。写真のカエルの表情や詳しい説明から、とても興味深くカエルの生態を知ることができます。
また、おたまじゃくしはコケや小さな虫を食べ、そのおたまじゃくしは鳥や虫に食べられてその数を減らしていくという、生態系のバランスのとり方もさりげなく説明されています。
外に虫捕りに行ったり、まして田んぼにカエルを見に行ったりする機会はなかなかないでしょう。でも、別にカエルでなくても、セミでも花でも、身近な本物をよく見てみましょう。その生命の力強さに気づくことができるかもしれませんよ。

お子さんに本をたくさん読んでもらいたいと思っている親御さんに、絵本定期購読もおすすめです 〉〉
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出典 文部科学省 これからの時代に求められる国語力について
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↓こちらは夏休みの詩の宿題です